英信流

居合道は、永禄年間(室町時代末期)に中興の祖である林崎甚助重信によって広まりました。
林崎甚助公から七代目の長谷川主悦助英信が、無双直伝英信流の祖といわれています。
明治以降に分派し、谷村派(無双直伝英信流)と下村派(無双神伝英信流)の二大流派があります。

《無双直伝英信流の業一覧・六十二本》

・正坐の部(十一本)

 一本目 前(まえ)

 二本目 右(みぎ)

 三本目 左(ひだり)

 四本目 後(うしろ)

 五本目 八重垣(やえがき)

 六本目 受流(うけながし)

 七本目 介錯(かいしゃく)

 八本目 附込(つけこみ)

 九本目 月影(つきかげ)

 十本目 追風(おいかぜ)

 十一本目 抜打(ぬきうち)


・立膝の部(十本)

 一本目 横雲(よこぐも)

 二本目 虎一足(とらいっそく)

 三本目 稲妻(いなづま)

 四本目 浮雲(うきぐも)

 五本目 颪(おろし)

 六本目 岩浪(いわなみ)

 七本目 鱗返(うろこがえし)

 八本目 浪返(なみがえし)

 九本目 瀧落(たきおとし)

 十本目 真向(まっこう)


・奥居合 居業の部(八本)

 一本目 霞(かすみ)

 二本目 脛囲(すねがこい)

 三本目 戸詰(とづめ)

 四本目 戸脇(とわき)

 五本目 四方切(しほうぎり)

 六本目 棚下(たなした)

 七本目 両詰(りょうづめ)

 八本目 虎走(とらばしり)


・奥居合 立業の部(十三本)

 一本目 行連(ゆきづれ)

 二本目 連達(つれだち)

 三本目 惣捲(そうまくり)

 四本目 惣留(そうどめ)

 五本目 信夫(しのぶ)

 六本目 行違(ゆきちがい)

 七本目 袖摺返(そですりがえし)

 八本目 門入(もんいり)

 九本目 壁添(かべぞえ)

 十本目 受流(うけながし)

 十一本目 暇乞其の一(いとまごいそのいち)

 十二本目 暇乞其の二(いとまごいそのに)

 十三本目 暇乞其の三(いとまごいそのさん)


・奥居合 番外の部(四本)

 一本目 速浪(はやなみ)

 二本目 雷電(らいでん)

 三本目 迅雷(じんらい)

 四本目 四方切・・・悪魔払(しほうぎり・・・あくまばらい)


・英信流抜刀法 基本の形(七本)

 一本目 順刀其の一(じゅんとうそのいち)

 二本目 順刀其の二(じゅんとうそのに)

 三本目 追撃刀(ついげきとう)

 四本目 斜刀(しゃとう)

 五本目 四方刀其の一(しほうとうそのいち)

 六本目 四方刀其の二(しほうとうそのに)

 七本目 斬突刀(ざんとつとう)


・大日本抜刀法 奥の形(四本)

 一本目 前敵逆刀(ぜんてきぎゃくとう)

 二本目 多敵刀(たてきとう)

 三本目 後敵逆刀(こうてきぎゃくとう)

 四本目 後敵抜打(こうてきぬきうち)


・居合道連盟制定業(五本)

 一本目 前切・・・無双直伝英信流(まえぎり・・・むそうじきでんえいしんりゅう)

 二本目 前後切・・・無外流(ぜんごぎり・・・むがいりゅう)

 三本目 切上・・・神道無念流(きりあげ・・・しんとうむねんりゅう)

 四本目 四方切・・・水鴎流(しほうぎり・・・すいおうりゅう)

 五本目 切先返・・・伯耆流(きっさきがえし・・・ほうきりゅう)


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